た行(111語)

「た」
「ち」
「つ」
「て」
「と」


[だ]
 複数形を表す言葉。「がだ」と同じ。「おなごだ」は「女性たち」ということ。
[だいがぐ]
 秋田大学医学部付属病院の略称として、日常会話で用いられることがある。
[たいした]
 たいへんに。すごく。
[たいしたする]
 たいへんに高価な。高級な。
[たいん]
 (何々)してくださいませ。「来てたいん」は、「いらしてくださいませ」ということ。
[だえ]
 誰。
[だおん]
 (何々)だもの。「だめだおん」は、「だめだもん」ということ。
[たがぐ]
 持つ、所持する。持参する。
[たがげ]
 持ちなさい。
[たげだ]
 持った。
[たげで]
 持って。
[だが]
 (何々)なのですか?「するんだが」は「するのですか」、「さねばねのだが」は「しなければならないのですか」ということ。「だげ」「だがや」とも。
[だがえる]
 抱かれる。
[たがらもの]
 宝物。または、(主に相手のことを皮肉って)滅多にいないような人物、信じられないようなことをする人のこと。
[たぐらんけ]
 ばかたれ。
[たげ]
 高い。ほかに「丈」という意味にも使われる。
[だげ]
 (何々)なんですか?(何々)なの?「くってもいいんだげ?」は「食べてもいいの?」ということ。「だが」という場合もある。
[たごつぐ]
 つかまる。しがみつく。
[だしぇ]
 出しなさい。だへ。
[だすども]
 そうなんですけれども。(何々)でございますが。後述の「だども」より丁寧な言い方。「おらだすども」は、「私でございますが」ということ。
[たずねる]
 標準語と同じ「訪問する」という意味のほかに、物などを探すという意味にも使われる。
[だすね]
 ですね。でしょうね。
[だじゃぐ]
 わがまま、横暴。
[たださる]
 立つ。
[ただでねぐ]
 尋常でなく。非常に。
[だだみ]
 たらの白子。
[だぢんこ]
 お小遣い、お駄賃。
[だっけ]
 (何々)だったよ。(何々)だったかい?(何々)すればいいの?
 「だめだっけ」は、「だめだった」ということ。疑問系に用いられる場合は、「だっけか?」と言われることも多い。
[たでる]
 戸を閉める。
[だども]
 そうなんだけれども。(何々)なのですが。「これだども」は、「これなんですが」ということ。「だすども」のほうが丁寧な言い方。
[だば]
 (何々)ならば。(何々)していたら。「そえだば」は「それならば」ということ。「遊んでだば」は「遊んでいたら」ということ。
[だへ]
 出せ。出しなさい。だしぇ。
[だべおん]
 (何々)だと思うよ。(何々)でしょうね。「だめだべおん」は「だめでしょうね(むりだと思うよ)」という意味。
[たまげる]
 驚く。どでした。
[たまぐら]
 くわなどの農機具に取り付ける金具。これが壊れると、持ち手に取り付けた農具がぐらぐらして使い物にならなくなる。
 このことから、なんにでも首を突っ込むわりに役に立たないことを「ぼっこれたまぐら」「くされたまぐら」と言う。
 また、巨大ミミズのことをこう呼ぶこともあるようだ。
[だま]
 球体。固まり。
[だまこもち]
 秋田の食べ物の一つ。五城目町が本場。
 きりたんぽがごはんを「はんごろし」にして、秋田杉の串に巻き付けて焼いて作るのに対し、こちらは「はんごろし」したものをそのままだんごにする。
 「きりたんぽ」が普通の米だけを使うのに対し、こちらは餅米も加えて作る。食べ方はきりたんぽと同様、なべにする。
 秋田では、きりたんぽ派とだまこもち派に好みがわかれ、その議論でときどき議会が紛糾することがある(ばしだや)。
[たまな]
 キャベツ。
[ために]
 能代方面で「何々なので」という意味で「何々だために」などの使い方で用いられる
[だらっこ]
 小銭。「ドル」でもないのになぜか「だらっこ」(笑)。意味がわかる人は英語が達者な方。
[だららぁっと]
 だらっとしていること。また、液体などがたらたらとしたたり落ちるようす。
[だり]
 だるい。
[たる]
 したたり落ちること。
[たろんぺ]
 つらら。
[たんぺ]
 つば。唾液。
[たんま]
 「待った」のこと。待って、ストップ。
[だんこ]
 お尻。けつぺた。

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[ちけぇ]
 近い。または頻尿のこと。
[ちちぇ]
 小さい。「ちちぇけ」とも。
[ちゃっちゃどやる]
 さっさとする。早くすませる。
[ちゃわんこ]
 お茶碗。カップ。広い意味で「食器」という意味にも使われる。
[ちゅぶ]
 脳血管疾患。「当たる」とも言う。語源はおそらく、同疾患の古い呼び名「中風」から。
[帳面]
 ノート。手帳。メモ帳。「ノートブック」の古い呼び方だが、年配者を中心に、それに類似したもの全般の呼び名に使われる。
[ちょす]
 いじる、操作する。
[ちょぴっと]
 ちょっぴり、ちょっと。「ちょぺっと」とも。
[ちょろぎ]
 しそ科の植物。この根っこにできる球根状の固まりを食用とする。
 江戸時代に中国から伝わったと言われ、正月のおせち料理に縁起物として用いられたり、漬け物にしたりする。
「ちょうろぎ」と言うこともある。歯触りがよい。
 「本草綱目」という古い書物には、「体外からの病気の侵入を防ぎ、血の滞りを改善し、気を沈め、精神を安定させる」と記されているようだ。
  また、体温を下げる食物とも言われている。
[ちょんど]
 ちょうど。
[ちんぢ]
 県知事。
[ちんず]
 地図。またはチーズのこと。

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[つえ]
 強い。
[つえで]
 連れて。
[土崎]
 秋田市土崎地区を指す場合と、同地区に秋田港があることから、港湾そのものを指す場合とがある。
 同地区は第2次世界大戦で、国内最後の空襲があったところでもある。昭和20年8月14日夜、アメリカのB29爆撃機の編隊が、この地区にあった石油関連施設を空爆。250名ほどの方々が亡くなられたと言われている。翌15日、日本は敗戦を迎える。
 土崎では今でも、不発弾が見つかることがある。秋田市内で唯一空襲を受けた地区でもある。現在でも、石油関連施設や発電所などが建っている。
 港は国の「重要港湾」に指定されており、環日本海地区では最大規模の港湾。国際コンテナ航路や、国内線のフェリーも就航している。付近には、全面ガラス張りのランドマーク「ポートタワー・セリオン」をはじめ、JR奥羽線土崎駅、市立土崎図書館、秋田市土崎支所、県立中央高校、秋田県点字図書館など、多くの公共施設・大型施設がある。
[つっかげ]
 はきもの。
[つっぱね]
 水たまりなどの泥はね、水はね。
[つっぺ]
 栓。
[つっぺをかう]
 栓をする。
[つぶえる]
 つぶれる。
[つゆ]
 たれも含めて、汁や液体全般に用いる。果物の汁も「つゆ」と言ったりする。「つよ」とも。なので意味はどちらも同じ。
[つらましね]
 目障りだ。不快だ。

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[でぇぐ]
 大工さん。
[でぇごんっぱ]
 大根の葉っぱ。
[でかす]
 用事や仕事などをすませる。
[でご]
 だいこん。
[ではる]
 外出する。参加する、出席する。出て行く。
[ではって]
 出て。参加して。外出して。
[でば]
 「だってば」の意味。「うんたでば」と言えば、「いやだってば」ということ。
[でらでらど]
 てらてらとなでること。
[でろ]
 由利方面で「でしょ?」「だろう?」という意味の言葉。「そうだでろ?」は「そうだろ?」ということ。
[てろっと]
 すっかり。
[電気あんま]
 相手の両足を持ち上げ、自分の足を使って局所部を振るわせて遊ぶ子供のいたずら。特に男子がよくやったりした。
[電気の玉]
 電球。
[てんこ]
 点。

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[とう]
 特撮ヒーローのかけ声ではありません。お父さん。パパ。
[どうも]
 秋田県では、これをあいさつやお礼を述べるときによく使う。
 「どうも」一言で、「はじめまして」「おはようございます」「こんにちは」「ありがとう」「では、さようなら」など、あいさつ全般に通用する。
[どがだ]
 土木建設業者。またはその職種に従事する人。
[どがだしごど]
 土木作業。建設作業。
[とぎぃ]
 遠い。
[とげっこ]
 時計。
[どご]
 直前に名詞をつけて「何々を」。また、動詞をつけて「何々しているところ」という意味にも使う。
 「えんこどごかもってるどご」と言えば、「犬をかまっているところだ」となる。
[どさ]
 どこに。「どっちゃ」とも。
[とじぇね]
 寂しい。「とんじぇね」とも。
[としょった]
 年を取った。ふけた。
[としょり]
 お年寄り。年配者。じじばば。
[どすめぐ]
 ばたばたする、慌てふためく。
[どだらぁっと]
 どてっと寝そべっていること。
[とちゃかちゃ]
 父さん母さん。両親。
[どっかさ]
 どこかに。
[とっくりがえる]
 ひっくりかえる。転ぶ。「まぐれる」と同じ。
[とっける]
 とりかえる。交換する。
[どっとど]
 すたすたと。素早く。てきぱきとすませること。効率よく。
[とっぴんぱらりのぷう]
 昔話の最後に、おばあさんなどがよくつける言葉、意味は不明だが、これでお話しはおしまいという状況を表す。
[どでした]
 びっくりした。仰天した。たまげた。
[ドデンマンシール]
 昔なつかしい「ビックリマンシール」に似ている秋田のご当地キャラクターシール。人気があるらしい。詳しくは以下のサイトをどうぞ。

東北弁・秋田弁のご当地方言キャラサイト|んだがらしゃ。
http://www.polca.co.jp/ndagarasha_pc.html

[どどめぐ]
 ばたばたと慌ただしい。どたばた騒ぐ。
[とどりね]
 まぬけ、分別がない。おっちょこちょい。
[戸のぐち]
 入り口。戸口。
[ども]
 (何々)けれども。「やらねども」は「しないけれども」という意味。
[とよ]
 雨樋。
[とらっこ]
 トラ(タイガー)のことを指す場合よりも、とらじまの猫、つまりとらねこを指すことのほうが多い。「めんけとらっこ」と言えば、だいたいは「かわいいとらねこ」を意味する。
[戸をかう]
 戸締まりをする。
[どんぶぐ]
 綿入れ。ちゃんちゃんこ。

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