か行(178語)

「か」
「き」
「く」
「け」
「こ」


[かあ]
 からすの鳴き声とは違います。お母さん。ママ。
[かいね]
 食べられない。
[が]
 (誘いの意味で)しませんか?(何々)しますか?(何々)ですか?「かねが」は「食べませんか」、「あぐが」は「歩きますか(歩きませんか)」ということ。「あだが」は「あなたですか」ということ。
[がおる]
 病気や過労などで寝込む。床に伏せる。それらが元で動けなくなる。
[かが]
 お母さん、奥さん。加賀さんの奥さんも「かが」という(笑)。
[かがね]
 書かない。
[かがいね]
 (字が)書けない。または(かゆいところが)かけない。
[かがさいね]
 (筆記具の劣化など、性能的な面で)書けない。書くことができない。また、「(物などを)欠かすことができない」という意味もある。
[かがさる]
 (筆記具などの性能的な面で)書ける。書くことができる。
[かぐだで]
 秋田県仙北市や同市旧角館町、あるいはJR田沢湖線・秋田新幹線角館駅のこと。
 同地域は、古くからの武家屋敷がそのまま残され、「東北の小京都」とも称される。いくつかの映画やドラマのロケ地にもなったことがある。
[かげ]
 標準語の「影」という意味と、「書きなさい」という意味とがあるが、双方で「げ」の発音が異なる。
[かしがる]
 斜めになる。
[かしげれば]
 斜めにすれば。
[かしぇ]
 貸しなさい。「かへ」とも。
[かじぇ]
 風。または病気の風邪。
[かしぇぐ]
 稼ぐ。仕事をする。
[かしぇで]
 食べさせて。かへで。
[かしぇる]
 食べさせる。かへる。
[かしぇれ]
 食べさせろ。かへれ。
[かすべ]
 魚の「エイ」を干したもの。またはその煮物。東北から北海道にかけての地域で食べられている。主に夏の季節的食材。
[かすった]
 軽度の脳血管疾患にかかること。
[がだ]
 直前に名詞を就けて、複数形を表す言葉。「おめがだ」は「あなたがた」の意味。単に「だ」と言うこともある。
[かだす]
 片付ける。子供をあやす。
[かだぱり]
 頑固。意地っ張りなこと。
[かだぽ]
 片方。片割れ。
[かだる]
 仲間に加わる。参加する。
[かだわ]
 元々両方そろっていたものが片方しかなく不揃いなこと。半身不随の意味にも使う(ただし、差別的意味を含まない)。
[かちゃま]
 服を前後や裏表逆に着ること。
[かちゃましね]
 やかましい。「しょわしね」とほぼ同じ。
[がちゃがちゃでぇ]
 ごちゃごちゃしている。ちらかっている。
[がっけ]
 額。後頭部のことを「後ろがっけ」という場合がある。
[かっこばり]
 表面だけ。見た目だけ。
[がっこ]
 漬け物、漬け物を食べながら茶飲み話をすることを「がっこ茶」と言う。これ、秋田のご婦人やお年寄りの最高の楽しみ。漢字では「雅香」と書く。
[かっちゃぐ]
 ひっかく。
[かっつぐ]
 追いつく。
[がって]
 名詞の後につけて「何々により」と言うこと。「おめがって」は「あなたにより」ということ。
[がっぱり]
 がっぽりつかむ。わしづかみにすること。
[かで]
 「かいて」と発する言葉全般に使う。また、物などのかたさが「かたい」という意味にも使用される。
[かでる]
 仲間に入れる。
[かど]
 にしん。
[がに]
 蟹。特に川がになどの小さな蟹。
[かね]
 食べない。
[がばん]
 鞄。バッグ。広い意味で「手荷物」そのものを指すこともある。
[かへ]
 「かしぇ」と同意。
[かへで]
 食べさせて。養って。「かしぇで」と発することもある。
 また、「貸しなさいよ」というときにも使われる。
[かへる]
 食べさせる。養う。「かしぇる」と発音することも。
[かへたでならね]
 (大食いの相手に対して)養いきれない。食べさせる量がまかないきれない。
[かへれ]
 食べさせろ。食べさせてくれ。「かしぇれ」とも。
[がほがほで]
 洋服や靴などのサイズが大きくてゆるいこと。
[かます]
 かきまぜる。
[かまどをきゃす]
 経済的に破綻すること。倒産。
[かまね]
 相手にしない。かまわないでおく。「かもわね」とも。
[かまねご]
 体がすすや灰にまみれているようす。かまどのまだ暖かみのある灰の中に、猫が入り込んだ後の姿が語源と思われる。
[かまな]
 かまうな。放置しておけ。かもうな。
[かまり]
 香り、におい。
[がめる]
 盗む。
[がも]
 「男性自身」
[かもう]
 かまう、世話をする。ちょっかいをだす。相手する。いじる。
[かもうな]
 かまうな。
[かもわね]
 かまわない。かまね。
[かやぎっこ]
 鍋料理。元々は、漁師さんが浜辺でホタテの貝殻で一人用の鍋を作って食したことから、しょっつる鍋のことを「しょっつる貝焼(かやき)」と称した。
 そのため主に魚介類の鍋物を指すことが多い。現在は、「秋田貝焼」という鍋料理が、秋田市の繁華街などで、独立した新たな郷土料理として献立に加えられている。
[がりっと]
 しっかりと。
[かわで]
 乾いて。
[川反]
 「かわばた」と読む。仙台市の国分町と並んで、昔から東北の代表的な歓楽街・繁華街の一つ。ただし、この地名での住所や番地表記はなく、あくまでも通称。
 正確な住所は「秋田市大町」。江戸時代から栄えた街であるため、未だにその当時からの区画が使われ、この一帯は一方通行や狭い道路が多い。
 川反地区の中でも、特に大町5丁目から6丁目あたりを「横町(よこまち)」と呼ぶ。
[がんがら]
 空き瓶や空き缶。特に空き缶のこと。
[がんじぇね]
 幼稚なこと。
[かんじょ]
 お勘定。腹づもり。

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[きかね]
 やんちゃ、おてんば。いたずらっ子。
[きけね]
 聞こえない。
[気さわり]
 気味が悪い。不快だ。気がかり。
[きしぇる]
 着せる。「きへる」とも。
[汽車]
 本来は「蒸気機関車」という意味だが、「列車」「鉄道」という意味に広く用いられる。なので、「新幹線」のことも「汽車」と呼ぶことがある。
[きぢ]
 きつい。厳しい。難しい。(具合などが)よろしくない。(服などのサイズが)小さくて合わない。
[きちきちど]
 きちんと。几帳面に。
[きちけで]
 気をつけて。「きつけで」とも。
[きちけれ]
 「きちけで」の命令形。気をつけなさい。
[きぢげ]
 狂っている。きちがい。
[ぎぢっと]
 (何かをつかんだりにぎったりするときに)しっかりと。力を入れて。ちゃんと。ぎっちり。
[ぎっぎど]
 力をいれて。渾身の力をこめて。「ぎっぎどもむ」は、「力いっぱいもむ」ということ。
[気っこ]
 気持ち。
[キッコーナン]
 秋田県にかほ市にあるしょうゆやみその製造業者。同じしょうゆやみその全国的メーカーである「キッコーマン」とはまったく別の会社。知らない人はよく間違える。
[ぎっちり]
 「ぎぢっと」と同意。
[切符]
 駅や空港の切符はもちろん、催し物の入場券・整理券など、「チケット」という意味で広く用いられることがある。
[きのうぢ]
 秋田市中通にある「木内(きのうち)」のこと。
 1889年、お茶・紙・文具を取り扱う「木内商店」として創業し、その後1955年「木内百貨店」となった。
 1960年代から80年代にかけては、「木内の包装紙であれば間違いない」と言われるほど、県内トップの座に君臨し、その接客態度は「日本でも有数」とまで評されるほどレベルの高いものであった。
 一説によれば、社長自ら店内を周り、店員の接客態度を細かにチェックしていたという話もある。「木内デパートの包み紙でない進物は受け取らない」という人までいたなどとされる逸話も残っているほどである。
 当時は、同じ駅前にある「本金西武(現在の西武秋田店)」と主力を争うほどであった。3階にあった「木内食道」の食器はすべて、同デパートのオリジナルロゴがあしらわれており、屋上には観覧車などの遊園地があった。
 県内で木内を知らない人はいなかったほどで、隣接していた専用立体駐車場は、常に混雑していた。
 しかしその後、バブル崩壊や郊外型大型店舗などの進出により秋田駅前は衰退、1990年代に入り、現在の1階部分での衣料品販売のみというスタイルに営業規模を縮小した。
 「業績が悪化して営業が継続困難になったのではないか」と言われることもあるが、ネット辞典「ウイキペディア」によれば、規模縮小は単なる「営業方針の転換」によるものであり、決して業績不振によるものではないと記されている。
 営業時間は午前10時30分から午後5時。店の目の前に「木内前」というバス停があり、秋田駅から出発するほとんどの路線が、ここを経由する。秋田キャッスルホテルが隣にある。
[ぎばさ]
 もずくなどと同じ種類の海草。「あかもく」という名前が正式らしい。食べ方ももずくとほぼ同じ。
[きばる]
 いきむ。ふんばる。がんばる。
[きへる]
 きしぇる。
[きみ]
 とうもろこし。あなたがとうもろこし食べたら、「君がきみ食べた」(笑)。
[ぎゃぎゃめぐ]
 騒ぎたてる。ぎゃあぎゃあわめきちらす。
[きゃす]
 ひっくり返す。帰す。
[きゃっきゃめぐ]
 はしゃぐ。歓声や奇声を上げて走り回る。黄色い声を上げる。 
[きゃっこまま]
 おかゆ。または「ねこまんま」のこと。
[きゃる]
 帰る。帰宅する。
[きゃんど]
 道路。小さな路地のようなものを指す場合と、比較的大きな道に対して用いられる場合とがある。
 語源は「街道」がなまったものと言われる。
[9]
 NHK総合テレビがこのチャンネルで放送していたことから、同放送をこのように言うことがある。
[きゅきゅしゃ]
 救急車。
[きれ]
 着なさい。
[銀がみ]
 アルミホイル。それに似たラッピング用・保存用の紙。
[きんきん]
 魚の「キチジ」のこと。キンキ。
[きんにゃ]
 昨日。

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[く]
 食べます。
[くいたでならね]
 食べきれない。食べられないほど多い。
[くいづげね]
 食べなれない。食べたことがない。食べる習慣がない。好んで食べない。
[ぐえ]
 具合。
[くされたまぐら]
 おせっかいやき。色々首を突っ込むわりに役に立たないこと。「ぼっこれたまぐら」とも。
[くしぇ]
 くさい。
[ぐじゃぐじゃでぇ]
 ぐちゃぐちゃしている。ぬかるむ。
[くちゃべる]
 おしゃべりをする。
[ぐっぐど]
 さっさと。のろのろしないで。早く。
[くで]
 くどい。「食べたい」という意味にも使われる。
[ぐね]
 否定のときに用いる。「いでぐね」は「痛くない」という意味になる。
[久保田城跡]
 別名「千秋公園」。秋田駅前にある江戸時代の佐竹氏20万石の居城跡。これとは別に、奈良時代に地方官庁として設けられた「秋田城跡」が秋田市の寺内地区にある。
 現在の佐竹県知事は、武家屋敷で有名な仙北市角館の「佐竹北家」第21代当主。
 千秋公園内には、県民会館や秋田市中央図書館をはじめ、各種公共施設・私立学校があるほか、料亭などもあり、居住している市民もいる。
[組合]
 秋田市飯島にある「秋田厚生医療センター(旧名=秋田組合総合病院)」の略称として、日常会話で用いられることがある。
[くれ]
 黒い。
[くれな]
 黒の。黒色をした。

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[け]
 かゆいという意味、食べなさいと言う意味、さらに、「こちらに来なさい」という意味の三通りがある。状況や前後の言葉の内容で判断する。
[けぇさづ]
 警察。
[けぇす]
 返す。返却する。
[げがむし]
 毛虫。
[けじゃ]
 食べなさい。来なさい。かゆいなぁ。
[げだっこ]
 下駄。ぞうり。サンダルなどを含むことがある。
[けっつまづく]
 つまづく。
[げっぱ]
 ビリ。最下位。
[けつぺた]
 お尻のこと。「だんこ」とも。
[けっぽる]
 蹴る。キックする。無視する。蹴落とす。反故にする。
[けば]
 食べたら。食べて見れば。食べれば。
[げほ]
 「がっけ」と同じ。ただし、こちらは場所により使い分けがある。「うしろげほ」は後頭部、対して「前げほ」は前頭部。
[けね]
 「あげないよ」「くれませんか?」の両方の意味がある。
[けれ]
 ください。
[ける]
 あげる。譲る。
[げろくと]
 おたまじゃくし。今はほとんど使わないみたい。「ぎゃろくと」とも。
[げんげ]
 てんで。
[けんこ]
 貝。

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[ごいごいど]
 ぐいぐいと。強引に。
[ごいっと]
 たくさん。ごっそり。
[こえぇ]
 疲れた。
[こえあんだ]
 疲れているのである。疲れたんだ。
[こえがら]
 これから。
[コーヒーぢゃわん]
 コーヒーカップやティーカップ、またはマグカップのこと。
[こきたね]
 汚い。
[ごきばきで]
 体がこったり、固くなったりしているようす。
[こぐる]
 こする。すりつける。すりよる。
[こご]
 ここ。
[こごさ]
 こさ。こっちゃ。ここに。
[こごまる]
 しゃがむ。背を低くする。おじぎの姿勢をすること。
[ごごめぐ]
 風がごうごうと吹き荒れること。
[こさ]
 こちらに。「こっちゃ」とも。こごさ。
[こしぇる]
 作る。こへる。
[ごしゃぐ]
 怒る、叱る。
 語源は「後生(ごしょう)をやく」から。つまり、相手の後々の人生を心配して、せわをやき、道理にそぐわない行いに苦言を呈するということから来ているようである。
[ごしゃっと]
 ぐしょぐしょになること。びっしょりぬれるさま。
[こちょがす]
 くすぐる。
[こちょぐってぇ]
 くすぐったい。「もじょけ」とも。
[ごっきり]
 げんこつを落とすこと。「ごっきりやる」とも。
[こっこ]
 子供。人間・動物の関係なく使われる。
[こっこめぐ]
 どもること。
[こったに]
 こんたに。こんなに。
[ごったば]
 (何々)ならば。(何々)なのであれば。「やるごったば」は「やるならば」ということ。
[こっちゃ]
 「こさ」と同意。こごさ。
[ごっつぉ]
 ごちそう。「ごっつぉっこ」とも。
[こでられねぇ]
 たまらなくうまい。
[ごで]
 だろう。ではないか。
[ことぎ]
 魚などの小骨。
[こね]
 来ない。
[こねたって]
 来なくても。
[こび]
 汚れ、垢。「鼻こび」と言えば「はなくそ」のこと。
[こぶら]
 蛇ではありません。ふくらはぎ。「こぶらがえり」と言えば、ふくらはぎがけいれんを起こすこと。こむら。
[こへる]
 作る。こしぇる。
[こまけな]
 小銭。「こまけやづ」「こめやづ」とも。
[こめぇ]
 細かい。「こまけ」とも。
[こめごど]
 細かいこと。些細なこと。「こまけごど」とも言う。
[こめんどくせ]
 めんどうくさい。ややこしい。難解。
[こんけ]
 このくらい。これだけ。
[こんだ]
 今度。この次。
[こんたに]
 こんなに。「こったに」とも。
[こんつける]
 すねる。機嫌を悪くすること。「むんつける」と同意。
[ごんばご]
 ゴミ箱。くず物入れ。
[ごんぼ]
 ごぼう。
[ごんぼをほる]
 だだをこねる、わがまま。

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