は行(142語)

「は」
「ひ」
「ふ」
「へ」
「ほ」


[はいった]
 入れたのではありません。「失敗した」という時に発する言葉。やっちゃった。しまった。
[はえぐ]
 早く。はぐ。
[はがいぐ]
 はかどる。順調。
[ばがけ]
 ばか。無能。
[ばがしゃべ]
 おしゃべり、雑談。私語。「ばがしゃべり」とも。
[はぎ]
 ほうき。
[ばきばきでぇ]
 「ごきばき」と同意。体がこったり、固くなっているさま。
[はぐ]
 「はえぐ」と同じ。
[ばさま]
 おばあさん。
[はさまる]
仲間に加わる。席に加わる 。
[はさめる]
 はさむ。
[ばし]
 うそ。「うそつき」のことは「ばしこぎ」と言う。標準語の活字では正確な発音を表記できない。
[ばしこげば]
 うそをついたら。
[ばじゃばじゃめぐ]
 水たまりやプールなどでばちゃばちゃと水しぶきを上げること。また、雨がびちゃびちゃと降ること。道路が悪天候でぬかるんでぐじょくじょになること。
[はだげる]
 きれいにする。
[はだぐ]
 たたく。こらしめる。やっつける。
[はだげ]
 畑。アクセントは違うが、「はだぐ」の命令形でもある。
[はだび]
 祝祭日。「旗日」のこと。
[はっけ]
 「冷たい」の意味。しゃっけ。
[ばっけ]
 ふきのとう。
[ばっこ]
 これも「おばあさん」の意味。
[ばっち]
 ワッペンではありません。末っ子のこと。
[ばっちゃ]
 「ばさま」と同じ。
[ばっちり]
 ちょうどよい。きりがよい。ぴったりだ。
 「じぇんこばっちりやる」は、「お金を(金額分だけ)ぴったり渡す」ということ。
[ばっぱ]
 排泄物。特にでかいほう。
[ばっぺ]
 「女性自身」。「あんびん」ということもあるようだ。
[はながみ]
 ちり紙。ティッシュペーパー。
[はばげる]
 食べ物などがのどにつまったり、誤嚥(気管に誤って入ること)して、むせること。
[ババベラ]
 秋田名物「ババヘラアイス」のこと。このババヘラアイス、地元製造業者のちゃんとした登録商標。公式ページまである。
 現在では、男鹿市の「進藤冷菓」の協力の下、東京のNPOが主体となり、カンボジア・プノンペンでの貧困者の自立支援として、「現地番ババヘラ」の販売計画が進められている。
[腹あんべわりぃ]
 おなかの調子がよくない。おなかが痛い。腹が立つという意味の「腹わりぃ」と混同されやすいが、意味が違う。
[腹つえ]
 満腹。
[腹つえごど言う]
 人の気持ちや立場を考慮せず、言いたいことを言うこと。
[腹つえだげ]
 言いたい放題。好き放題。やりたい放題。当然「満腹になるまで」「満足するまで」という意味もある。
[腹わりぃ]
 おなかを壊したのではありません。腹が立つことを、秋田ではこう言う。
[ばり]
 南国の観光地ではありません。「ばかり」「だけ」という意味。「おめばり」は「あなたばかり」ということ。「ばし」と発音する場合もある。「うそ」という意味の「ばし」とは発音が異なる。
[はれ]
 入りなさい。雨の日に、雨宿りしていて「はれ」と言われると、心まで晴れ晴れする。
[はる]
 入る。
[はやす]
 食材をさばくこと。
[はんかくさい]
 いい加減、中途半端なこと、無責任、だらしがない。
[ばんげ]
 夜のこと。
[はんごろし]
 別に怖がらなくてもよいですよ。ごはんを、米粒が残るくらいにつぶすこと。きりたんぽやだまこもち、ぼたもちを作るときにごはんを「はんごろし」にする。ちゃんとやらないと、こちらが「はんごろし」になることはないので大丈夫(笑)。
[はんちけ]
 仲間はずれ。のけもの。
[はんで]
 テーブル。飯台。また、大館方面では、「何々なので」というときに、「何々だはんで」と言う。
[ばんば]
 これまた「おばあさん」の意味。「排泄物」も時として「ばんば」という発音をする人がいる。

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[ひかがみ]
 膝裏。
[ひぎ]
 低い。
[びっき]
 蛙。
[びこたこ]
 靴下などが片方ずつちぐはぐなこと。
[ひしこいで]
 一生懸命に。必死に。汗水垂らして。
[ひでぐ]
 ひどく。悪く。
[人目わり]
 世間体が悪い。恥さらし。
[比内鶏]
 「ひないどり」と読む。国の天然記念物なので食べることはできない。私たちが秋田名物として食べているのは、これを肥育用にした「比内地鶏」。
 秋田には「秋田三鶏(さんけい)」と言って、ほかに「声良鶏(こえよしどり・国天然記念物)」、「金八鶏(きんぱどり・県天然記念物)」の3種類の鶏の品種がある。
 大館市に「秋田三鶏記念館」があり、誰でも見学できる。また、比内鶏は、秋田市の「大森山動物園」でも見学することが可能。
[ひはぎ]
 日めくり式カレンダー。「ひめぐり」とも言う。
[ひまけだ]
 ひまだ。
[ひれ]
 広い。
[広小路]
 秋田駅前から大町地区・通町(とおりまち)地区につながる、中心繁華街の通りの一つ。住所は、秋田市中通(なかどおり)の一部にあたる。千秋公園に面している。
[ひろっこ]
 秋田の湯沢地域で冬にとれるネギ科の伝統野菜。主に酢味噌和えにして食べる。雪の下から掘り起こして収穫する。
[ひんで]
 ひどい。無情。無慈悲。
[ひんでや]
 ひどいよ。尋常でないよ。

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[ふぁ]
 歯。
[ふぁふぁめぐ]
 ふらふらとあちこち遊び歩く。
[ふかふかめぐ]
 具合や調子が悪い。瀕死や寝たきり。
[ふぎそんじ]
 拭き掃除。
[ふぐえる]
 ふくれる。すねる。むんつける。
[ふぐだびっき]
 ひきがえる。
[ふさる]
 うつ伏せになる。病床に伏せる。
[ぶじょほ]
 失礼。
[ぶす色]
 内出血などで、皮膚が青紫になること。
[ぶすらぁっと]
 ぶすっとふくれるさま。「ぶふらぁっと」とも。
[ぶだじる]
 豚汁。
[ぶっかれだ]
 壊れた。ぼっこれだ。
[ふっつぐ]
 くっつく。交際する。
[ふっつげる]
 くっつける。交際させる。
 また、羹など熱い食べ物を「ふうふうとやってさます」という意味もあるようだ。
[ふて]
 (物理的な太さが)太い。ほかに、図々しい。ふてぶてしい。ずるいというときにも用いる。
[ふてやづ]
 (物理的な太さが)太いやつ(物)、ふてぶてしいやつ。ずるいやつ。
[ふと]
 人。
[ふとづ]
 一つ。
[ぶなぐる]
 ぶんなぐる。
[ぶなげる]
 放り投げる。ぶっ飛ばす。廃棄する。
[ぶふらっと]
 ぶすっとすること。ふくれること。
[ぶらぐ]
 町内。集落。村。地域。
[ブラックバーン]
 アイスバーンが、積雪や圧雪で路面が白く凍結しているのに対し、こちらはアスファルトやセンターラインが普通に見えている状態で路面が凍結していること。
 雨が降った後に凍結が起きたときや、除雪車が路面の雪を排除した後などに見られる。雨天の後の湿った路面と見た目がそっくりなことから、知らない人は勘違いしてスピードを出したりして、ハンドル操作が不能になることがあるので要注意。
[ぶりっこ]
 はたはたの卵のこと。「ぶりこ」とも。秋田の名物、珍味。秋田県人の中には、これだけを好んで食する人がいるほど。
[古し]
 古い。
[ぶんぶど]
 ぷんぷん怒る。憤慨する。
[ぶんぶん虫]
 カナブン。コガネムシ。

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[べ]
 (何々)でしょう。だろう。「べった」「べしゃ」「べせ」と言うこともある。
[へぎ]
 側溝、どぶ。「咳(ゴホゴホすること)」という言葉はアクセントが違う。
[べご]
 牛。語源は、犬のことを「わんこ」、猫のことを「にゃんこ」と言う場合があるのと同じで、牛の鳴き声を「べぇ」と表し、それに「こ」をつけたもの。
[へじね]
 つらい。苦しい。せつない。
[へじって]
 削って。ほじくって。
[べせ]
 (何々)だろう。(何々)ではないか。「べしぇ」とも。「んだべせ」は、「そうだろう」ということ。
[へそび]
 すす。
[へちゃまげる]
 文句や愚痴を言う。
[へっこ]
 性行為。
[べっこ]
 物などの「少量」の意味。横手付近の言葉。
[べしゃ]
 「べせ」「べ」と同意。
[べていぬ]
 子犬。「べったいぬ」とも。
[べてねご]
 子猫。「べったねご」とも。
[へっぺ]
 たくさん。
[へで]
 入れて。
[べてこい]
 小さい。
[へなが]
 背中。
[へね]
 入れない。
[へねで]
 入れないで。「へねでけれ」は「入れないでください」という意味。
[へば]
 「バイバイ」「ではまたね」というう意味。また、「それならば」「であるならば」という意味にも使う。「せば」とも。
[へふる]
 おならをする。
[へめ]
 狭い。「せめ」とも。
[へら]
 姉さん女房。
[へれ]
 入れなさい。
[へる]
 入れる。
[ぺろすけ]
 ぺろりとたいらげること。
[べろっと]
 惜しげもなく。遠慮なく。
[へんがぁ]
 「ふん、お前なんか」「てめぇ、こんにゃろ」という意味。行儀のよい言葉ではない。
[べんじょがみ]
 トイレットペーパー。
[へんた]
 へんな。怪しげな。

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[ほ]
 方。「おらほ」は「当方」、「おめほ(あだほ)」は「あなたの方」。
[ほいどたがれ]
 卑しい。単に「ほいど」ととも。
[ほぎだす]
 吐き出す。
[ぼげらぁっと]
 ぼけっとしていること。
[ほごす]
 解体する。
[ほじつける]
 社会常識を身につける。マナーやモラルを身につける。社会勉強する。
[ほじなし]
 常識のない人。道理のわからない人。
[ほじねぇ]
 分別がない、常識がない、モラルがない。漢字で書くと「本地ねぇ」となり、根本がなっていない、基本的なものがそなわっていないという意味から、このように言われる。
[ほじょ]
 包丁。
[ほせ]
 細い。「ほへ」とも。
[ぼだっこ]
 塩漬けの魚の切り身のこと。特にしゃけなどを塩漬けにしたものの切り身。秋田県人は、がっことぼだっこは塩辛くないと食べた気がしない。
[ほっけす]
 掘り返す。
[ぼっこす]
 壊す。
[ぼっこれだ]
 壊れた。故障した。ぶっかれだ。
[ぼっこれたまぐら]
 何にでも関わりたがるくせに役に立たない。「くされたまぐら」とも。
[ぼってやる]
 追いかける。追い払う。追放する。
[ほっぽっておく]
 放っておく。かまわないでおく。「ほっぽり投げる」とも。
[ぽっぽこぽっぽこ]
 ぱくぱくと夢中になって食べること。
[ぽっぽで]
 ほてること。
[ほへ]
 細い。
[ほろぐ]
 はらい落とすこと。
[ほろげる]
 失敗する。つまづく。
[ぼわれる]
 追われる。追い払われる。
[ほんじょ]
 秋田県由利本荘市、または同市のJR羽越線・羽後本荘駅のこと。
[ぼんず]
 ぼうず。息子。
[ほんとでね]
 本調子ではない。本来の姿(形)ではない。正しくない。本物ではない。「ほんとでだばね」と言うこともある。

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